[かたかご] 今昔物語集・原文&現代語訳

原文&現代語訳

本朝の世俗しか扱っていませんが、見易い構成と入手の容易さから、原文・現代語訳の本として一番のお勧めです。

今昔物語集を扱った原文／訳文のほとんどが本朝の世俗に限定されているのに対して、これはあまり他の人が触れない仏法に焦点を当てた珍しい構成になっています。比較的に入手がし易い点も見逃せません。

手元にはありませんが書店でよく目にしますので入手は容易です。原文と注のみで訳文はありませんが、全文を掲載している事と索引が充実している事から研究者には必須だと思われます。

前出の「日本古典文学大系今昔物語集」を元に、比較的有名だと思われる話をピックアップしているようです。入手は容易な方です。

新本での入手は困難ですが、古本屋では比較的目にします。現代語訳はありませんが、難解な部分に対しては丁寧な補足説明がありますので読み易いと思います。扱っているのは本朝の世俗のみです。

わたしの古典のバイブルでぼろぼろになるくらいまで読んだ本です。文庫本サイズで見開き右に原文・左に訳文というシリーズ独自のスタイルがとても好感触ですが、絶版になり古本屋でも入手が困難です。扱っているのは本朝の世俗のみです。

現代語訳

仏法から世俗まで幅広く取り上げ、美しい日本語で訳しています。単なる現代語訳としてではなく一つの文学作品として楽しめます。

美しい日本語と絵で綴られた今昔物語集。入手は難しいですが、古書店などで見掛けたらぜひ手に取ってみて下さい。

原文に忠実な素直な訳文が読み易く入門本としてお勧めしたいところですが、入手するのは少し困難かもしれません。

個人的には読んだ事がないのですが、他のサイトで絶賛していたので挙げておきます。訳文ものとしては珍しく全巻を扱っていますが、入手は困難のようです。

解説書

今昔物語集がどういう作品なのかを知る為の手引きとして推奨します。美しい写真が入った薄手の本ですが、道案内としては最適です。

今昔物語集に関する研究の解説書で、書いてある内容のほとんどが専門的なアプローチの為にお勧めはしませんが、幾つかピックアップした話に対する解説や事典が掲載されていますので興味ある方は手に取ってみて下さい。

原文&現代語訳